幸会 喜多病院
喜多 照雄 先生
当院では、患者さんの予約手続きは、診察券の裏面と管理台帳にそれぞれ手書きで手続きを行い、リコール案内の宛名書きや患者さんへの案内なども手作業中心で行っておりました。
「予約Net.」システムでは、手書きの台帳と同様に1週間単位の予約スケジュールを画面上で展開し、そこで次回予約と治療内容を選択すれば簡単に予約を入れることができ、次回来院される患者さんの治療内容なども一目で分かる為、診療スケジュールのチェックや治療内容による準備などもスムーズに行われるようになりました。
今までは手書きで台帳と診察券への記入という二度手間な手続きで、しかも書き忘れ・書き漏れなどといったケアレスミスがありましたが、マウス操作一つで簡単に予約手続きが行え診察券への書き込みも自動で行えるようになった為、手間・ミスの両方のデメリットを改善し、手続きの簡略化が実現できた上、リコール案内の宛名書きなども必要な患者データを条件検索すれば、簡単にプリンタで宛名ラベルの印刷ができるよう工夫されているので、ラベルをハガキに貼るだけと、宛名書きの手間が省けるようになりました。
今までの診察券に比べ手書きより文字が大きく見やすくなり、裏面が一杯になり診察券を再発行していた時と比べ診察券にかかるコストが削減できスマートな運用が行えるようにもなりました。キャンセルが発生した際は、キャンセル待ち患者を検索して連絡を取ることによりキャンセルの穴埋めを効率良く行いチェアーの空きを減少させ減収を抑止できる仕組みもロスの軽減に繋がっています。
別途パソコンをもう一台受付に置かなければならないと思っていましたが、モニタ・キーボード・マウスを「CPU切替機」で共有し併用できるのでパソコン本体のみの導入となり、場所を取られずコンパクトに導入できました。
現在インターネット接続をしていない為この機能は稼動していませんが、稼動することにより患者サービス向上や予約忘れの防止・キャンセル対応等のリカバリーなどに効力を大いに発揮すると思います。
当院では予約Net.を導入することにより今まで手間取っていた予約手続きや手作業が改善され、ミス・ロスを削減しスムーズ且つスマートな診療を実現することにより、質の高い治療・医療サービスを患者さんに提供できる様、時代の流れに乗り患者さんの立場になって取り組んで行きたいと考えております。